応募者の本性を見抜くためには、選考プロセスが多様でなければなりません。色々な手段で応募者の能力、性格を探り当てます。筆者が特に採用基準としてお勧めするのが、「発信力」です。これはいわゆるコミュニケーション能力の一つと考えられるものですが、相手に自分の意図や業務に関する事を的確に、分かりやすく伝える能力を言います。はきはきと話せるのはもちろんのこと、筋道を立てて明瞭な言葉で説明することもできる能力と換言できるでしょう。採用面接で「発信力」を見抜く方法としては、やはりテーマを与えて説明させるのが一番でしょう。例えば、履歴書に得意分野がアピールされているのであれば、その分野について説明してもらうわけです。事前にパワーポイント用の資料を準備してもらい、当日に口頭で説明してもらうのも有効でしょう。